とある日、シャルルの元に一通の手紙が届いた。
シャルルが封を切ってみると、そこにはなにやら、
挑戦めいた言葉が。
〜やぁ、シャルル・ドゥ・アルディ殿。はじめましてだな。
私の名前はブラックジャック。常々から、君の名前はよく
聞かされているよ〜
ブラックジャックだと！？どこかで聞いた名前だ。シャルルは
思いを巡らせる。どこかであったような・・・・・。
そうだあいつだ！ある事件で、オレが遺体の解剖を引き受けたとき、
あいつはいた。黒ずくめのマントに、きらりと光る強い瞳が
印象的だった。オレの解剖をずっと見つめていた。
何故、あの場所にいたのかは分からないが、確かにあいつは
ブラックジャックと名乗った。あいつか！
シャルルは、続きを読む。
〜君の手術の腕は、天才的だと聞いた。君にかかればほぼ１００％
救えない命はないという。私は、非常に君に興味がある。
同じ医者として。是非、君と勝負したい。日程は追って連絡する。
それまでに、私の挑戦を受けるか考えておいて欲しい〜
手紙を読み終え、シャルルは軽く舌打ちする。
何なんだ、あいつは。勝負だと！？笑わせるな。医者の仕事をなんだと
思っている。しかし、オレも彼に興味はある。同じ医者として、な。
オレに挑戦状を叩きつけるぐらいだから、それなりに医者として
優れているのだろう。まあいい。話だけでも聞いてやろうじゃない
か・・・・。
続きます


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